DOCTRINAL STATEMENT
- 私たちが信じること -
教義・信仰について
チョーズン・ピープル・ミニストリーズは世界中のユダヤ人に対して祈りや伝道・弟子訓練そして様々な奉仕を行い、同時にユダヤ人に対して同様の働きをするビリーバーに対しての支援を行っています。
チョーズン・ピープル・ミニストリーズの教義・信仰表明は、歴史的な観点から見た聖書の本質と福音的信仰、
そしてユダヤ人ミニストリーに関する神学的強調点に対して、私たちが持つ献身性と責任を表明するものです。
聖書
私たちは聖書の言葉が全き霊感によるものであり、その原文が誤りなく、完全なものであると信じます。
聖書の66巻は、信仰、人生そして実践のための唯一かつ究極的権威です。
(詩篇107:11, 119:160, マルコ7:6-13, ヨハネ10:35, 第二テモテ3:16-17, ヘブル1:1-3, 第二ペテロ1:20-21)
神
私たちは父・子・聖霊の三位一体において永遠な存在である、唯一かつ完全なる神を信じます(レビ19:2, 申命記6:4, 33:27, イザヤ6:1-3, 40:28-31, 詩篇90:2, 使徒17:24)。それぞれが異なった特性、そして神の本質と完全性を有しています(マタイ28:19-20, ヨハネ1:1-3, 15:26, 16:12-15, コロサイ1:15-20, ヘブル1:1-4)。
神は愛であり(第一ヨハネ4:7-8)、情け深く、恵みに満ち、義であり真理です(出エジプト34:6-7)。
天地創造
私たちは神が主権者であり、天と地にある全てのものを自らの栄光のために創造したことを信じます(創世記1-2, ヨブ38-41, 詩篇19:1-4, イザヤ37:16, エレミヤ10:11-12, ヨハネ1:1-3, ローマ4:17, コロサイ1:16, ヘブル11:3)。私たちは神がアダムとエバを神のかたちとして、その似姿に創造したことを信じます(創世記1:26-27, 2, 5:1-2, 9:6, ルカ3:38)。
神の似姿に創造されたので、全ての人には価値があるのです。
罪
私たちはアダムの罪により人の中にある神のかたちが傷つき、男女とも全ての人が神の前に罪人として神に背き反抗する性質を持ち生まれたことを信じます(創世記3:1-24, 詩篇5:9, 10:7, 14:1-3, 36:1, 51:5, 53:1-3, 140:3, イザヤ53:6, 59:7, ローマ3:10-18, 3:23, 5:12-21, 8:20-21)。その結果全ての人が罪に定められており、メシアを通した神との和解が必要になっています(イザヤ64:6, ローマ3:23, 5:8-12, 第二コリント5:20-21, エペソ 2:1-4)。
イスラエル
私たちは罪に満ちた世界を贖うための架け橋として、神がユダヤ民族を選ばれたことを信じます。神はアブラハム、イサク、ヤコブと永遠に覆ることのない契約を結ばれました(創世記15:9-21, 17:1-8, 26:3-5, 28:13-15, 35:11-13, ローマ11:28-29)。この契約は、イスラエルの神の民としての選びとその永続性、イスラエルの地を与えられる約束、地の全ての民族が祝福されるというメシアを通しての約束を含んでいます(創世記12:1-3, 第二サムエル7:6-16, エレミヤ 31:23-40, ローマ9-11, ガラテヤ3:6-4:7)。また、神が被造物の回復にあたりアブラハムとその子孫に対し、世界に対する祝福の器となる召しを与えたことを信じます(創世記12:1-3)。アブラハムの子孫であるイスラエルは祭司の王国そして諸国民の光であり、同時に神の忠実さ、神の計画の継続性の証人でもあります(出エジプト19:6, イザヤ49:6, 61:1-6)。
イェシュア
(ヘブライ語で「イエス」の意)
私たちは御子なる神が永遠のことばとして天地創造前より存在し、救い主であるイェシュア(イエス)、ダビデの子として人となられたことを信じます(第二サムエル7:8-16, 第一歴代誌17:7-14, ヨハネ1:1-18, ローマ1:2-4)。私たちはイェシュアの完全な神性(イザヤ9:6-7, ヨハネ10:30, 20:28, 使徒2:14-36, コロサイ2:9)、処女マリアから生まれた奇跡(イザヤ7:14, マタイ1:18-25, ルカ1:34-35)、完全な人性(ヘブル2:14-18, 4:15)、そして彼が送った罪のない人生を信じます(第二コリント5:21, ヘブル4:15, 7:26, 第一ペテロ2:22 [イザヤ53:9])。彼は預言者(申命記18:15, 使徒3:22-24)、祭司であり(詩篇110:1, ヘブル2:17)、同時に王です(詩篇2, ヘブル1:1-14)。イェシュアは自身を人類すべての罪を贖う犠牲として捧げ(イザヤ53:5-6, ヘブル9:6-10:18, 第一ヨハネ2:2, 黙示録1:5)、3日目に死人のうちより復活し(第一コリント15:3-7)、天に昇り(使徒1:9-11, 2:30-38, エペソ1:19-23)、信じる者のためにとりなしをしています(ローマ8:34, ヘブル7:25, 9:24)。また復活されたメシアとしてイェシュアは神の右の座から神聖な権威を行使し、いずれイスラエルと諸国民を治めるため再び王として帰って来ることを私たちは信じます(第二サムエル7:12-16, 詩篇110:1, ゼカリヤ14:9, ダニエル7:13-14, マタイ2:1-11, マルコ14:62, ルカ1:32-33, 22:69, 使徒2:30-36, ピリピ2:10-17, 黙示録17:14)。
そしてイェシュアは御国を父へと引き渡すのです(第一コリント15:24, 28)。
聖霊
私たちは聖霊の完全なる神性と人格を信じます(マタイ28:19, 使徒5:3-4, エペソ4:30)。聖霊は御言葉を通してイェシュアの証をしています(ヨハネ14:25-27, 16:13, 第一コリント2:10-11)。聖霊は世にその罪を認めさせ(ヨハネ16:7-11)、一人一人を生まれ変わらせ(ヨハネ3:3-5, ローマ6:3-4, 6:11, 8:11, テトス3:5)、バプテスマを授けてキリストの体とし(使徒1:5, 2:16-18, 2:32-33;第一コリント12:13)、大宣教命令と良き行いのために各々に備えを授けます(ガラテヤ5:16-24, 6:8-10, 第一ペテロ2:9-13)。聖霊はイェシュアを信じる者たちの内に住まい、彼らを聖別して満たし、導き助け、聖霊の実をそれぞれのうちに結ばせ、神の民のために個々に応じた賜物を与えています(ローマ12:6-8, 第一コリント12:1-31, エペソ4:11, ヨハネ14:15-21, 第一コリント6:19, ガラテヤ5:22-23, エペソ1:13-14, 2:19-22, 5:18)。
救い
私たちはユダヤ人と異邦人の救いが、イェシュアのわざを通してのみ開かれていることを信じます(ヨハネ14:6, 使徒4:12)。人はこの救いを受けるため悔い改め、メシアであるイェシュアを信じなければなりません。この救いは行いによるものではなく、信仰のみを通して神から与えられる恵みです(ヨハネ3:16, 10:28-30, ローマ3:21-4:25, 8:28-30, エペソ2:8-9, ヘブル13:5)。新しい契約の約束によりメシアを信じる者たちは罪が赦され、神との和解を果たし、聖霊によって新たに生まれ、聖霊が内住し神により力づけられ、豊かな人生が与えられ、また贖いのその日のために聖霊によって証印を押されています(エレミヤ31:31-33, エゼキエル36:24-27, ヨハネ10:10, ローマ1:16, エペソ1:13-14, 2:10, 4:30)。
宣教
私たちは神がはじめにユダヤ人、そしてそれに加え諸国民へ福音を宣べ伝えるよう弟子たちに命令されたことを信じます(マタイ10:5-23, 28:18-20, 使徒1:8, 9:15, ローマ1:16-17, ガラテヤ3:1-29)。神は時代を越え、救いのメッセージを信じた誠実なユダヤ人を残された者たち(レムナント)として守ると約束しました(第一列王記19:18, ローマ11:5)。今日この残された者たちは、イェシュアをメシアとして受け入れています。そして使徒パウロは異邦人ビリーバーに対し、ユダヤ人たちにねたみを引き起こさせ、福音にいざなうよう勧めています(ローマ11:11)。選ばれた民に対する宣教は、主がイスラエルの民を悔い改めさせ、神の子の理解へ導かれる時に完成します。
聖書は「イスラエルはみな救われる」と宣言しているとおりです(ローマ11:25-29)。
キリストの体
私たちはキリストの体が、約束された救世主であるイェシュアを受け入れたユダヤ人と異邦人によって構成されていると信じます(エペソ2:11-3:6)。メシアであるイェシュアに信仰を持った異邦人たちは、御国においてメシアニック・ジューと共同の相続者です(エペソ3:6, ガラテヤ3:1-4:6)。私たちはユダヤ人・異邦人のビリーバーが一つとなり、共に生き、互いを敬い、礼拝や生活様式における文化的多様性を尊重し合うよう勧めます(使徒14:23, 15:24-28, ローマ 14:1-15:21, 第一コリント 9:20-21, コロサイ 2:16-23, ヘブル 10:24-25)。
来るべき日
私たちはアブラハムそしてダビデ契約の成就としてイェシュアが再臨し、エルサレムから御国を治める日が来ることを信じます(イザヤ2:1-4, 19:23-25, ミカ 4:1-5, ゼカリヤ 12:10)。全ての民族が地上における御国の祝福に参画し、共に神を拝すようになります(ダニエル7:13-14, 9:27, ゼカリヤ14:16, 黙示録 20:1-6)。イェシュアが全ての敵を足元に屈服させ御国を天の父へ渡された後、信じない者たちは地獄で終わることのない苦しみの裁きを受けます(第一コリント15:20-28, 黙示録 20:7-15)。そして天と地は新しくされ、イェシュアを信じる者たちは新しいエルサレムを自らの住まいとし、神との交わりとその喜びのうちに永遠にとどまるのです(イザヤ25:6-9, 65-66, ダニエル 12:1-2, 黙示録 21:1-22:6)。